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スマートホームニュース#68 PanasonicのMatterをインドで体験・YaleのGoogle Home/AppleHome対応最新スマートロック

更新日:4 日前

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目次


パナソニック、ウェルネス・セキュリティ・利便性を重視したスマートホーム体験センターをインドに開設


スマートホーム体験センターの概要 パナソニック インディアは、ニューデリーに最先端のスマートホーム体験センターを開設しました。この施設は、ウェルネス、セキュリティ、利便性の3つの柱を中心に設計されており、同社のIoTプラットフォーム「Miraie」を活用した統合的なスマートホームソリューションを展示しています。​このセンターでは、室内空気質の改善、スマートホームオートメーション、堅牢なセキュリティシステムなど、スマートホームの未来を体感できます。​


MiraieプラットフォームがMatter対応 「Miraie」は、パナソニックが2020年に導入したIoTプラットフォームで、スマートフォンを通じて家電製品やオートメーション機能をコントロールできます。​このプラットフォームは、AppleやAndroidのアプリストアで合計100万回以上ダウンロードされており、Matterにも対応しているため、他社のMatter認証デバイスとも互換性があります。​


ウェルネス:室内空気質の向上 体験センターでは、エネルギー回収型換気装置(ERV)やNanoeXジェネレーターを備えたHVACシステムを展示し、都市部の住宅における室内空気質の改善を提案しています。​これらの技術は、より清潔で健康的な室内環境の維持を目的としています。​


セキュリティ:複合的な安全対策 セキュリティ面では、ビデオドアフォン(VDP)システム、監視カメラ(ドーム型、バレット型、PTZ 360度カメラ)、スマートドアロックなどを展示しています。​これらのシステムは、ネットワークビデオレコーダー(NVR)と統合され、24時間体制の監視を実現します。​


利便性:ホームオートメーションと快適な生活 「Miraie」対応のスマートスイッチ、ディマー、レトロフィットコントローラーを活用し、朝や夕方などのシーンに合わせた照明設定やカーテンの自動制御が可能です。​また、エアコン、LED照明、洗濯機などの家電製品もアプリから一括で操作でき、日常生活の効率化と快適性を高めます。 このスマートホーム体験センターは、企業顧客、住宅開発業者、建築家、システムインテグレーター向けにデモンストレーションを提供しており、事前予約が必要です。


障害のある方々の日常を支えるスマートホーム技術


音声アシスタントとスマートディスプレイ Amazon EchoやGoogle Homeなどの音声アシスタントは、照明や家電の操作、音楽の再生、リマインダーの設定などを音声で行えるため、身体的な制約のある方々にとって非常に有用です。​特に、Amazon Echo Show 8(第3世代)は、8インチのHDディスプレイと高品質なスピーカーを備え、ビデオ通話やエンターテインメントのストリーミング、スマートホームデバイスの制御が可能です。


スマートプラグと照明制御 Hive Active Smart Plugなどのスマートプラグは、家電製品を遠隔で制御できるようにし、物理的なスイッチ操作を不要にします。​また、Philips Hueのスマート電球は、スマートフォンや音声コマンドで照明のオン・オフや明るさ、色の調整が可能で、視覚に制限のある方々にも適しています。


セキュリティとアクセスの向上 Ring Doorbellなどのスマートドアベルは、訪問者の映像をスマートフォンで確認でき、ドアの開閉を遠隔で行うことができます。​これにより、移動が困難な方々でも安全に来客対応が可能です。​


ウェアラブルデバイスと健康管理 Apple WatchやFitbitなどのウェアラブルデバイスは、心拍数や活動量、睡眠パターンのモニタリングが可能で、健康状態の把握や緊急時の対応に役立ちます。​


スマート家電と日常の自立支援 音声やアプリで操作できるスマート家電(例:スマートオーブン、スマートシャワー)は、調理や入浴などの日常生活の自立を支援します。​また、タッチスクリーンやセンサーを活用したインターフェースは、認知機能に制限のある方々にも使いやすい設計となっています。​

これらのスマートホーム技術は、障害のある方々の自立と日常生活の質の向上に貢献しています。個々のニーズに合わせた技術の選択と導入が、より快適で安全な生活環境の実現につながります。


Matter1.4がスマートホームとEVの連携を強化し、エネルギー管理を向上


スマートホームの相互運用性を高めるMatter 1.4

Matter 1.4は、スマートホームデバイス間の互換性と相互運用性を向上させ、シームレスな通信と統合を可能にします。​これにより、異なるブランドやプラットフォームのデバイスが連携し、ユーザー体験が向上します。​また、Matter 1.4は、居住者の個別のニーズに合わせて環境設定を調整するインテリジェントな自動化の基盤となります。​


エネルギー管理とモニタリングの強化

Matter 1.4は、新たなエネルギー管理とモニタリングのサポートを導入し、スマートホームの効率性とエネルギー意識を高めます。​これにより、家庭内の電気自動車(EV)充電がスマートホーム環境の一部として進化します。​さらに、Matter 1.4は、スマートホームとEVの相互運用性を強化し、エネルギー管理を向上させます。​


多様なデバイスと機能のサポート

Matter 1.4は、スマートホームとIoT市場全体での相互運用性を導入し、異なるブランドやスマートホームプラットフォームのデバイスがシームレスに連携できるようにします。​これにより、Amazon、Apple、Google、Samsung SmartThingsなどのテックジャイアントのデバイスや、他の多くのメーカーやスマートホームエコシステムの製品が互いに通信できるようになります。​


インテリジェントな自動化の実現

Matter 1.4は、居住者の行動から学習し、個々のニーズに合わせて設定を調整する技術をサポートします。​これにより、スマートホームは、居住者の快適性と安全性を向上させるために、環境設定の好みを簡単に実装できるようになります。​また、Matter 1.4は、家庭内のスマートデバイスが互いに発見し、接続し、通信できるようにする基盤を提供します。​


EV充電のサポートとエネルギー効率の向上

Matter 1.4は、電気自動車(EV)の充電機能を拡張し、家庭内のエネルギー効率と制御をさらに推進します。​これにより、家庭内のEV充電がスマートホームエコシステムにシームレスに統合され、エネルギー管理が向上します。​


YaleがGoogle HomeやApple Homeなどに対応する新スマートロック発表

Googleとの連携を引き継ぐ新モデル Googleがこれまで販売していた「Nest x Yale Lock」の取り扱いを終了したことを受け、Yaleは新たにGoogle Homeと連携するスマートロックを発表しました。この新モデルは、GoogleのNestビデオドアベルと一緒に使えるだけでなく、これからのスマートホーム標準「Matter」にも対応しています。


複数のスマートホームアプリとつながる このスマートロックは「Matter-over-Thread」に対応しており、Google Homeのほかにも、Apple HomeやAmazon Alexa、Samsung SmartThingsといった主要なスマートホームプラットフォームでも利用可能です。さまざまなアプリからドアの施錠・解錠をコントロールできる柔軟性が魅力です。


取り付け簡単、使いやすい設計 製品は一般的なドアのデッドボルトと交換するタイプで、キーパッドと鍵穴の両方が備わっています。カラーはブラック、ホワイト、グレーの3種類。価格は170ドルで、2025年夏に発売予定です。Bluetoothを使ってYale専用アプリから操作できるほか、Matter対応のスマートホーム機器と連携することで、Google Homeアプリなどからも操作できます。


モジュール不要でMatterに直接対応 このスマートロックは、これまでのYale製品で採用されていた交換式モジュールを使わず、最初からMatter-over-Threadに対応しているのが特徴です。Wi-Fiは内蔵していませんが、遠隔操作をしたい場合は別売の「Yale Connect Wi-Fiブリッジ」を使うことで対応可能です。電池は単三電池4本で、最大約1年間使えます。


多機能で安心、今後の展開にも注目 Google Homeを使えば、パスコードの設定、ゲスト用の一時アクセス、一定時間で自動ロックする機能、電池残量の通知など、さまざまな便利機能が使えます。他のMatter対応アプリでも操作はできますが、使える機能はアプリごとに異なります。Yaleとしてはこれが2つ目のMatter対応ロックで、今後は他シリーズへの対応も予定されています。

X-HEMISTRY株式会社

スマートホームの統一規格matterを推進する団体CSAの日本支部代表が所属 - 日本国内において唯一のスマートホーム事業化のコンサルティング会社 - CESやIFAなど海外展示会のビジネス視察の支援も実施 - CEO新貝将文は、毎年CEATECやジャパンビルドに登壇している

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