top of page

【スマートホームニュース】Matter・EV充電ソリューション・生成AI・Thread・Apple

更新日:6 日前

ree

目次


Matter関連

geo&Connected Kerb Ltd:世界初Matter対応EV充電ソリューション発表


グリーンエネルギーオプションズ(geo)とConnected Kerb Ltdは、世界初のMatter対応EV充電ソリューションを発表しました。この革新により、EVオーナーはスマートホームの一環として車両の充電を簡単に管理でき、主要なスマートホームプラットフォームとシームレスに連携できます。

従来、EVオーナーは専用のソリューションを使用する必要がありましたが、Matterはその制約を打破します。


Matterは、ほぼすべてのスマートホームデバイスがシームレスに連携するためのIoT言語です。geoとConnected Kerbは、Matterを活用して消費者に充電の管理と選択の自由を与え、コストとエネルギーの節約を実現します。


geoの新製品「SeeZeroホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)」は、英国のスマートメーター展開の一環として7月から数百万の家庭に出荷予定で、Matter対応のEV充電制御機能を備えています。geoのCEO、スティーブ・カニンガム氏は、「EVへの移行は多くの人々にとって挑戦であり、geoとConnected KerbのMatter対応作業はその複雑さを取り除きます」と述べています。


Connected Kerbの最高デジタル責任者、ベン・ブッチャー・ウェスト氏は、「EV充電の体験をどこでもシンプルで簡単にしたい」と述べ、Matterの接続性と内蔵セキュリティを強調しています。


Apple関連

Apple製品に搭載されたスマートホーム対応の「Thread Radio」


Appleは昨秋にiPhone 15 ProおよびPro MaxにThreadを搭載し、世間を沸かせました。それ以降、2023年9月から発売された新しいMacやiPadにもThreadが密かに追加されていることがわかりました。


Appleはこれらの製品の仕様にThreadを明記していませんが、FCC(連邦通信委員会)の報告書によると、多くの最新デバイスでThread通信機能のテストが行われています。以下のモデルで確認されています:


iPad Pro 13インチ(M4)iPad Pro 11インチ(M4)iPad Air 11インチ(M2)iPad Air 13インチ(M2)MacBook Air 15インチ(M3)MacBook Pro 14インチ(M3)MacBook Pro 16インチ(M3)iMac(M3)


Threadは、新しいスマートホーム標準Matterの主要な無線プロトコルで、低電力・低帯域幅のメッシュネットワークを提供し、Bluetoothよりも高速で広範囲に通信でき、スマートライトやセンサーの接続に最適です。


Appleは、HomePod MiniやApple TVにThreadを使用していますが、MacやiPadに搭載されていることは公式には発表していません。これにより、これらのデバイスがスマートホームデバイスと直接通信し、Threadボーダールーターとして機能する可能性があります。

iPhone 15 Proの発表ではThreadについて「Homeアプリの統合のための将来の布石」と簡単に言及されました。これは少し先の未来を見据えた設計であり、Appleの全デバイスにおいて中心的な役割を果たすことが期待されます。 


生成AI関連

Home Assistant:AI音声制御が登場


ホームアシスタント(Home Assistant)は、AI音声制御機能を強化しました。これにより、LLMベースの会話エージェントを用いて、より複雑な自然言語での指示を理解し、スマートホームデバイスを制御できるようになります。


ホームアシスタントはオープンソースのホームオートメーションプラットフォームで、DIY愛好家に人気があります。最新リリース『Home Assistant Core 2024.6』では、Assist音声アシスタントがOpenAIやGoogleのLLM(大規模言語モデル)を活用して、より自然な言語での指示を理解し、スマートホームデバイスを制御できるようになりました。


例えば、「Turn on the office webcam light.(オフィスの照明をつけて)」という命令を、「I’m going to a meeting, can you please make sure people see my face?(ミーティングがあります。私の顔が他の人に見えるようにしてくれますか?)」という複雑な命令にしても動作するようになります。


この新機能はすぐに利用可能で無料ですが、ホームアシスタント専用のスピーカーは市販されていないため、Raspberry Piなどにインストールする必要があります。また、OpenAIとGoogle AIの統合は有料のため、使用制限を設定することをお勧めします。


Home Assistant 2024.4以降、Ollama統合を通じてローカルLLMがサポートされています。今回のリリースには間に合いませんでしたが、現在NVIDIAと協力してローカルで動作するLLMモデルのチューニングにも取り組んでいます。

X-HEMISTRY株式会社

スマートホームの統一規格matterを推進する団体CSAの日本支部代表が所属 - 日本国内において唯一のスマートホーム事業化のコンサルティング会社 - CESやIFAなど海外展示会のビジネス視察の支援も実施 - CEO新貝将文は、毎年CEATECやジャパンビルドに登壇している

  • X
  • Youtube
  • Facebook
bottom of page